「家づくりは、楽しい。」
自動車を買うように家を買う。今の時代、家はそのくらいの感覚で入手できます。
確かに便利ですが、果たしてそれでいいのでしょうか?
現在のこの傾向、それで選ばれた家や、構成されたまちは、有る意味私たち日本人が戦後に選んだひとつの大きな結果です。
要するに私たちはこの結果を選択したのです。
しかし、今の私たちが暮らすまちも、つくられた当初は「未来を築く、切り開く」という大きな夢があったはずです。
そこにはトキメキ、ドキドキ感という「楽しさ」がありました。しかしいつのまにかそれが無くなったように感じます。
「家づくりは、楽しい。」 私たちはその原点に戻って家やまちを考え、つくります。
その考えに共鳴した九州の建築家12組15人が集結し、家づくりに関するさまざまなアイデアをバトル形式でぶつけたり、
その楽しさを参加者のみなさんと考えたりする機会を提供できればと考えています。
本年は東日本大震災の発生という忘れる事が出来ない年になりました。
一体私たちはどうすればいいのかと戸惑う程に、さまざまな要素を根底から問われています。
この時期に、九州という地域性にこだわり、まちが個性のある元気な存在になっていくこと。
それはこれからの日本の未来につながる動きになると私たちは思います。
九州建築家バトル2011実行委員会